Pan Delta 開幕戦 勝負の決勝


3月18日(日曜

09:30決勝【race1】
13:30決勝【race2】

今日は朝一番に決勝1、
午後に決勝2

通称2ヒートと呼ばれる1日に2回決勝が行われる。
3月だからまだ心地よい気温だけど、このスケジュールで
6月、9月と続いたらライダー達のスタミナは持つんだろうか???

そんな事を考えながら朝ホテルを出発。
この日はレースが終わったら、室井、相澤、藤田の3人は
香港国境近くのシンセンへ移動するので食事を済ませて
ホテルはチェックアウトした。

サーキットへは8:30に到着。
1時間後の決勝に備える。

昨日の予選と違い観客の入りが多い。
四輪のレースも日曜に集中しているから観客からすると
1日に何レースも見れて楽しい。

朝はパラパラだった観客も昼近くにはほぼ満席。
相変わらず注目度が高いパンデルタ。
カップルから女性同士、子供連れの家族。
とにかく多くの人が見に来ている。

この大観衆の中でレースを走れるのはライダー冥利に尽きる。
何とも言えない充実感があるんでしょう。

9:30決勝が始まる。
昨日まで新しいタイヤを使わず温存していた2台のマシン。
Newタイヤを履ける事で嬉しそうにしている藤田。

ピットからマシンが出て行きグリットに着く。
関係者がグリットに誘導しコース上が一気にヒートアップ。
既に予選で好タイムをマークし一番手に陣取る
若干17才の日本人。

若武者、藤田が注目されている。
中国語のアナウンサーがしきりに「FUJITA」
「FUJITA」と言ってる。

10番手にはJP幹也が控えて、全員で記念撮影。
各国のライダー達、囲むようにレースクィーン。
この時が一番華やかな雰囲気にる。
テレビカメラで放映される程、この地域では盛り上がるパンデルタ

コース上から出て行くよう係員に誘導され
いよいよスタートです。

決勝1 http://team-jp.net/blog/gallery/page1630.html

決勝2 http://team-jp.net/blog/gallery/page1635.html

自分は1コーナーに陣取ってライダー達を待ち受ける。
スタート前の一瞬の静寂から一気にエンジン音が聞こえてくる。

スタート!!!
まず最初に飛び込んで来たのは3番グリットYES・YAMAHAの23番
藤田は2番手で通過。
おっ、藤田を追い抜くスタートが速いライダーが居た。
と思った2周目には、もう藤田が一番手になっていた。
その後ろにダン。
少し遅れて23番とチャンピオンのYES・YANAHA2台が続く

JP幹也の2周目は?
あれっ、居ない?

3周目。
藤田は順調に先頭をキープしてダンとの距離も離れている。
さすが全日本ライダー、このクラスでは格が違う。

JP幹也が来ない。。。
トラブルか?
転倒か?

何かが起こった。
この時、JP幹也のマシンにはクラッチの焼き付きが発生し
ギアが入らない現象が起こっていた。
どうもスタート直後のクラッチ操作が要因だったのか?
原因がはっきりしないが、ギアが上がらない事には走れない。
無念のリタイア。

一方の藤田は既に一人旅に入っていた。
2位のダンとの距離がかなり離れている。
さらに2位と3位はもっと距離が離れていた。

藤田はそのまま10周を走り切り
決勝1、見事優勝!!!

余裕すら感じさせたレースでした。
ウイニングランで豪快にウィリーを決め
車検場に姿を現した藤田は他のライダー達から祝福されていた。

格が違う、勝って当たり前と言われて優勝するあたりは
本当にお見事です。
表彰台の真ん中に立った藤田はダンとチャンピオンに囲まれて
嬉しそうにしていました。

決勝1が終了。

この後、4時間後のレースまで休憩。
心配なのはJP幹也。

昨日はブレーキで今日はクラッチ。
思うようにレースが出来ていない。

休憩中にオーストラリアに居るJP木村から
アドバイスと勇気をガッツを注入され午後に備える。

とにかく次のレースは走り切れ!
なんとしてもポイントを取るんだっ!!!

香港からもJP岡林が喝が入る。

気持ちを切り替える事が重要。
こんな時はメンタルが求められる。
終わってしまった事は一旦忘れて、
直ぐ始まる次のレースへ気持ちを高める事が大事。

幸い体は問題無いので、
マシンに関してはメカニックに任せるしかない。

13:30
午後の決勝が始まった。
メインスタンドはもう満席状態。
季節としては一番過ごしやすいから
見る方も熱くなく寒くなくでいい感じ。

ちなみに次回の6月はとても日向に座っていられない。

決勝1のレース結果がそのままグリットになる。

一番手は当然藤田。
予選、予選、決勝1と全て一番手をマークした藤田は
さらにさらに注目された。

ピットに居た時もカメラで撮影は引っ張りだこ。
メディアからの簡単なインタビューも受けていた。

グリットに着いてからはサーキットの
レースクィーンが藤田を囲み賑やかになる。
藤田の周りは人だかりが出来ていた。

最後方にJP幹也。

「なんとか完走しますよ!」

気持ちは吹っ切りれた様子。

コース上を後にして、再度1コーナーへ陣取る。
やはり最初のコーナーが一斉にマシンが突っ込んでくる場所だけに
緊張感があって自分は好きな撮影場所です。

スタート!!!
エンジン音が徐々に大きくなってくる。
最初に飛び込んで来たのは、

藤田だった。

続いてダン。
その後ろにチャンピオン。
続いて23番YES・YAMAHA

なんとスタートの直線でJP幹也が
最後方から順位を上げて5.6台抜いた。
目の前を走り去っていく。

2周目、藤田が通過。
直ぐ後ろにダンが居る。

JP幹也も2周目を通過。
さらに順位は上げている。
これはイケるぞ!
ようやく本来の走りが出来るか?

3周目、藤田、ダンの距離は変わらない。
ピッタリ藤田をマークする。
見た感じでは藤田がダンを引っ張っている感もする。

JP幹也も順調に通過。
クラス1で5.6番手か?
いい位置まで上がってきた。

4周目、藤田、ダンの位置は変わり無く
かなり離れてチャンピオン、その後ろに23番。
ここまでは全く変化無し。

意外にダンが食らい付いている。
ちょっと不気味な印象。
もしかしたらこの後抜くところまで行くのか?
そんな気配を感じさせるくらい走れていた。

・・・

JP幹也が通過しない。
転倒は考えられないから、これはまたしてもトラブルか?
現時点は分からない。

自分はひたすら藤田とダンのマシンを追った。
JP幹也は4周目に入って、午前と同じクラッチの異常。
ギアが入らないというトラブルに見舞われてピットイン。

もう一度コースへ出て見たが、やはりギアが入らず
このままリタイアとなってしまった。。。
残念としか言いようが無い。

JP幹也には掛ける言葉が無かった。。。

藤田とダンのマッチレースも8周目に変化があった。
いままで藤田に食らい付いていたダンのマシンが少しずつ離されて行く。
タイヤの耐久性が落ちてタイムが出なくなってきた。

藤田はダンとの距離を測りながら、無理はしなかった。
9周目には完全にダンを千切って独走状態。
最終ラップは余裕の走りでそのままチェッカーを受け見事連続優勝。

おめでとう!
藤田選手。

見事にミッションを遂行した。
勝って当たり前と言ってしまえばそれまでだけど。
何が起こるか分からないのがレース。
彼はマシンテストも無しのぶっつけ本番で成し遂げた結果は見事です。

マカオGPへ向けていいリハーサルが出来た事が大収穫。
室井&藤田のコンビは結果を出しました。

JP幹也には今回のレースを糧に
残り6月、9月と残りの4ヒートを全力で走って欲しい。
そして一度は表彰台に乗れるよう期待したい。

応援頂いたスポンサー、チームクルー、関係者に感謝します。
次回も応援宜しくお願いいたします。