2016 Pan Delta Super Racing Festival Autumn Race



今年も中国で開催されるパンデルタ最終戦にやって来た。

昨年はカール氏(オーストラリア)のサポートだったが

今年はダン氏(カナダ)の為にやって来た。


カナダ人ライダーのダン氏が腕を怪我し、パンデルタに参加できず

JP木村に相談があったのだ。

そこからは段取りの早いJP木村。

色々と珠海サーキットに栄える選手、そして何よりダン氏の代理として恥じない走りが

出来るライダーを脳内で探索する。

そこで白羽の矢が立ったのが

『ダーツを片手にバイクに跨る男』

そう、新庄雅浩選手。

そして更にその新庄選手の弟分の様な存在のイケメンライダー岡村光矩選手。

また、今回メカニックやサポート、鈴鹿8耐のTカーを日本から

中国に輸送しバックアップして下さったRS-ITOH 伊藤氏。

そして毎度お馴染みDOG FIGHT RASING 室井氏も参戦。

いつもありがとうございます。

また、今回の金銭面のサポートをして下さった東京ガスケット工業㈱様から

吉野取締役にも応援に駆け付けて頂いた。

最後にダン氏との通訳として、レイニーブルー泰斗もオーストラリアから中国入り。


大勢の強力なバックアップの下、いざ。

レースウィーク火曜日から現地入りしている新庄選手はダン氏のマシンに跨り

伊藤、室井両氏とダン氏のメカニックと細かな部分でマシンを調整していく。

また、鈴鹿8耐時のRS-ITOHのTカーには岡村選手が跨る。

こちらもサーキットや岡村選手に合わせてマシンを微調整。

そして練習走行。

JP木村が1分38秒台を出しているこの珠海国際サーキット。

JP木村が2人に課した目標設定タイムは35秒台。

新庄、岡村両選手共に2~3周すればJP木村の38秒台、コースに慣れて

レースでは35秒台はすぐに出ると高を括っていたと言う。

しかし中々35秒台はおろか38秒台が出なくて焦る両選手。

結果的に38秒台はクリアしたが35秒台には届かず表彰台の当落線上。

不安を残す結果となった。

レース前日9/16(金)の夜、安定の大阪屋(日本食屋)へ。

バイク談義に花が咲く。

数時間して次の日のレースに備えて早目にホテルへ戻った。

ん??戻った??

まっ、美声を聞かせてもらったよ(^^♪


9/17(土) 決勝レース-①当日。

朝から灼熱の太陽がサーキットの温度を上げていく。

レースクイーン達も続々と準備に入っている。

湿度も高く熱気ムンムン、お色気ムンムンといった感じだ。

それぞれが持ち場に散りいざレースへ。

前日の予選タイムから4番グリッドに岡村選手、すぐ斜め後ろの5番グリッドに新庄選手が入る。

両選手共にまずまずのスタートを切り周回数を重ねていくと思われた矢先、

2周目途中、新庄選手のバイクから白煙が上がる。

その後も走行するが3周目途中、スタートから3分49秒の時、転倒してしまった。

幸いにも大きな怪我にはならなかったが明日の戦いへの出場が微妙になってきた。

一方、岡村選手はスタートダッシュで4番手から3番手に浮上し、そのまま最終LAPまで3番手を

キープしていたが最後の最後にずっとビッタリと追走していた中国チャンピォンのシーザオに抜かれ

4位でフィニッシュした。(総合4位・クラス3位で表彰台)

初参戦のPANDELTAで堂々のクラス3位で表彰台は流石ですね(^O^)/

さて、転倒してしまった新庄選手のバイクも戻り白煙を上げた原因究明に向けてマシンを解体していく。

どうやら、何かしらのオイルが漏れた結果らしいが、どこのオイルが漏れたかがすぐに判断出来ず、

取りあえず新庄選手の体の油が流れ出たという事で話がまとまった(?)

何はともあれ大事に至らなかった事で一安心。


9/18(金) 決勝レース-②の日を迎えた。

この日も朝から珠海独特のベタつく様な暑さに両選手の眉間にしわが寄る。

前日の転倒からこの日は45台出走の40番グリッドからのスタートとなった新庄選手。

また、前日と同じく4番グリッドからの出走の岡村選手。

両選手共に前日のレースの巻き返しを誓って鼻息が荒い。

新庄選手は40番グリッドからの10位以内のフィニッシュを、

岡村選手は総合2位でのフィニッシュを目標にスタートラインに立った。

スタートした途端に最後方からもの凄い勢いでかっ飛んでくる新庄選手。

第1コーナーに入るまでに22台抜き、その後もペースを上げていくがこの日もマシンにトラブルが。

ブレーキレバーが緩み、走りながら直していたのだ。

その間に数台に抜かれるも怒涛の追い上げを見せ34台抜きの総合6位、クラス4位と

表彰台まであと一歩のところまで追い上げた走りにスタッフ一同、驚嘆した。

一方で岡村選手は第1コーナーを順当に4番手で入り安定した走りを続ける。

タイムも1分36秒408とベストを更新し前日に最後抜かれたシーザオまで3秒と詰めたが

600ccとの混走の為、周回遅れの山にペースを乱されシーザオを捉えきれない。

結果、総合4位、クラス3位でチェッカーを受け、2日連続の表彰台を獲得した。


前日の転倒から脅威の追い上げで表彰台まであと一人の走りを見せた新庄選手。

前日の総合4位から総合2位を見据えてチャレンジングな走りで観客を魅了した岡村選手。

両選手共、本人達からすればまだ順位は上げれた、まだタイムは縮まると悔しさの残るレースだったかも

知れない。

がしかし、2人の日本人ライダーがこのPANDELTAに残した記録と記憶、そして

人懐っこい笑顔は中国のレースファンにとっても忘れられないものとなっただろう。


今回は最終戦だけのスポット参戦であり、両選手にとって初めての中国、初めてのサーキットで

乗り慣れないバイクでのこの活躍は来年のPANDELTAのフル参戦という事にも繋がっていく。

また、今回のPANDELTAでの走りの経験を生かし、両選手の今後の更なる活躍を期待してやまない。


最後に今レースに帯同して頂いた多くのスタッフ、またダンチームのオーナーをはじめ、スタッフの

皆様に感謝の意を表したいと思います。


Thank you very much (^o^)/