2014年


2014.11.20.
韓国イベントレースがスタート
写真アルバムはこちらからどうぞ

11/16に韓国ヨンアムサーキットで行われた
ソウルからサーキットまでは350kmほどの距離。
イベントレースにDFR藤田選手、テイクアップ田村選手がそれぞれ参戦しました!

現地へサポートしたJP木村よりメッセージ他、田村選手のコメント、 来月12月には再度行われる予定のイベントレースの情報など。

JP木村です。
私は韓国でイベントレースに来ています
メンバーはDFR室井、DFR中川、DFR藤田、
テイクアップ田村、私の5人です。
600cc/1000cc混走で4輪と合同レース。
パンデルタに雰囲気は似てるかな!?

今回は試験的に行うみたいで今の所、600ccでは田村氏、
1000㏄では藤田氏が各カテゴリーで参戦。
日本人が各クラスを1位になることを期待していました。

そして各ライダーはクラス1位を獲得し期待通りの結果となり
充実したレースウィークでした。

来月12/7日も同様のイベントレースが開催予定です。
各国から参加ライダーを募っているので、興味のある方は是非
連絡をお待ちしています。

田村選手レースコメント
————
今回は韓国選手権に参戦してきました。
これには怒涛の経緯がありまして、本来の目的はJP木村さんと
韓国のレースの視察とライディングハウスのチョーさんに会いに行く!?

くらいと認識しておりましたが、まさかのレース参戦!!!
しかも1000ではなくST600。600なんて10年以上乗ってませんw その上知らないコースで大丈夫かなぁ、と不安は有りましたが、 ドックファイトレーシングの中川君がメカニックで車輌製作も してくれてたのでセッティングも進み、 毎セッションごとに1秒ずつ詰めることができ、少ない走行時間の中、 全セッション、クラストップで終えることができました!

おまけにほんの少しですがコースレコードも出たようです。

今回、少ない走行、知らないコース、乗ったことないバイクという シチュエーションの中で、いかにチーム力、キャリア、判断力が レースの上で大事かということが改めて分かりました。

これは当たり前のようで慣れた環境では盲点になりがちなことで、 基本に戻れた重要な経験をさせて頂きました。

今回、このような経験をさせて頂いたJP木村さん、
ドックファイトレーシングの室井さん、ライディングハウスのチョーさんと スタッフの方々、僕のチーフメカをしてもらった中川君、 本当にありがとうございました!!



2014.9.24.
9/21(日)パンデルタ最終戦 決勝2
2014パンデルタ(最終戦) 第3戦(Autumn Race)
9/21(日) 決勝(Race2)
昨日は悔しいマシントラブルに見舞われた田村選手、
マシンを中国まで運んできた苦労を考えると
今日は悔いのないレースをして最終戦を終えたい。

室井さんのリカバリーでブレーキはなんとか復活
少し不安は残るもののあとは本番でどうなるか。

天気に恵まれたレースウィーク、雨が降ることは無かった。
チョウさんは昨日よりもさらに上位を目指して気合十分

レースは午後14:30から

日曜日はいつも盛り上がるサーキット。
今年も観客席は満席。
メインスタンド裏にもイベントが盛り沢山。
子供の大人も楽しめるアトラクション、
出店など年三回のお祭りって感じです。

11:45からピットウィークが始まり
サーキットの熱気も上がってくる。

今回はランボルギーニがメインスポンサーみたいで
ランボルギーニカップが開催されていました。
超高級車のレースはセレブ感満載だった。

お客さんの反応はやや四輪の方が人気があるかな?
二輪のレースも、もうワンメイクあれば
もっと盛り上がりそうな気もしますね。
今のエントリー台数から行けばさらに増加が見込めて、
来年あたら新しいカテゴリーが出来ても良さそうです。

各ピット前では撮影が始まり
昼休みのイベントが次々と始まる。

そして時刻は14:00
昨日の事があるから、クルーもライダーも
ピット前では早めの始動。

今度は問題なくグリットに着けた。
昨日のリタイアの影響で田村選手のグリットは最後尾。

チョウさんも後方から2番目のグリットです。

上位はベンジャミン、チャンピオン、ダン選手の三つ巴。
年間チャンピオンが掛かるシーザオ選手とダン選手。
このレースで優勝した方が勝ちます。

レースがスタート!
各車無難にコースへ流れていった。
田村選手、は後方からの追い上げ。
マシンのパワーがあるので600ccはごぼう抜き。

2周目には全体の7番手あたりまで猛追。
今日の田村選手、速い!!

トップ争いは三つ巴、ベンジャミンが軽快にトップを走る。
チョウさんも粘りの走りでレースに入っている。

6周目に入りトップのベンジャミンにミスがあった。
その間のトップはシーザオ選手に入れ替わり、
二番手にはダン選手が追走。

この2人の年間チャンピオン争いが残り3周で始まった。
しかしダン選手は怪我の影響か!?やや後半のタイムに
伸びが無い。チャンピオンが徐々に離して行く展開。

田村選手はとにかく猛追。
表彰台を諦めていない。
最終ラップでは自己ベストの39秒131を出した!
もう38秒が目えてる。

チョウさんは7周目に入った1コーナーでオーバーラン
そのままクラベルからコースへ戻れず無念のリタイア。
ライダーもマシンも怪我は無かったが悔しさだけが残りました。

10周のレースはあっと言う間に終了。

決勝レース2結果
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1位、シーザオ選手(チャンピオン)
2位、ダン選手
3位、ベンジャミン選手


5位、田村選手
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なんと最後尾からの猛追で田村選手
全体の6位、クラスでは5位まで順位を上げてフィニッシュした。
全日本ライダーの意地を見たレースでした。

本人も最終ラップに自己ベストをマーク出来て嬉しかった様子。

「最後はラクに流してる感じで走ったのに
タイムが出たから、このコースはいかに力を抜いて走るかやね」

田村選手(談)

チョウさんは1コーナーで曲がりきれずの
リタイヤとなってしまい。
悔しい顔をしてピットに戻ってきた。
いつかリベンジをと胸に誓っていた筈です。

台湾の人気女性ライダー #61 VITAさんを韓国へ招いて
R25に乗ってもらいワンメイクレースに出場して貰う約束が出来た。
レースでは悔しい思いをしましたが、
一方でマネージメントはしっかり仕事をしていました。
さすがビジネスマン。

チョウさんは今回のレースへ参加して
国外のレース、中国のモータースポーツ熱に触れてもらい
たくさん刺激を受けてまた韓国レース業界へ還元する事でしょう!

JP木村率いるTEAMJPは今後も田村選手、チョウさんなど
新たな挑戦者をサポートして行けるよう努力します。

そしてレースを支えてくれたアランさん、ピットクルー
現地のスタッフ、地元のライダー。
全ての人に感謝の気持ちを忘れずに、また来年も参戦できるよう
皆様の応援宜しくお願い致します。

田村選手のレースコメント


2014.9.24.
9/20(土)パンデルタ最終戦 予選&決勝1
2014パンデルタ最終戦(Pan Delta) 第3戦(Autumn Race)
9/20(土) 予選&決勝(Race1)

3月に開幕したパンデルタもいよいよ最終戦。
今日は午前に予選、午後には決勝レース1があります。
土曜日がスケジュール的に一番ハードな日となる。

以前の予選は2回の走行が組まれていたんですが、
ここ最近はエントリー台数も増えて危険度が増すとの観点から
Aグループ(上位15台程度)
Bグループ(他)
といった具合に二つのグループに分かれて
ライダーは20分間一回限りの予選タイムアタックになりました。

朝9:15からAグループの予選が開始。
田村さんや、ダン、チャンピオンなど
タイムが速いライダーだけの走行です。

7:30にはサーキットに入りレースに入る田村選手。
予選Aがスタート
ベンジャミンが速い。36秒台を計測。
一見すると速そうに見えない華奢な身体から
エグい走りを見せてくれる。

今回はKAWASAKIのマシーンが多いな~

ベンジャミン、ダン、他にも数台。
総勢6台くらい緑のマシーンがコースを走っていましたね。
チャンピオンも年間王者が掛っているから真剣。

ダンも怪我をおしながらだけど、相変わらずガッツある走り。
そこに田村さんがどれ程近付けるか?

木曜の走行は転倒もあり、3周も走っていないとのこと。
昨日の練習走行でなんとか走っての今日の予選。
どなんだろう?と思っていましたが。
そこはやっぱり全日本ライダー。

しっかり39秒台の自己ベストを叩き出し予選4位の結果。

予選結果(class1)
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1位、ベンジャミン    1分36秒811
2位、チャンピオン  1分36秒908
3位、ダン選手   1分37秒637
4位、田村選手     1分39秒505
————————————-

上位のライダーのタイムはもはや
イベントレースの枠を超えた戦いになっている。
TEAMJPが参戦したころから確実にレベルが上がっています。
36秒台はメッチャ速い。

予選Bグループではチョウさんが走行。
昨日はラジエータのトラブルがあった借り物のR6。
DFR室井さんが必死のリカバリーでなんとか朝の走行に間に合った。

チョウさん、初めてのパンデルタで無理をせず
コースを知り、徐々にタイムを上げて最終的には
59秒を入れる事が出来ました。

この結果を持って午後の決勝レース1に挑みます。


田村選手、狙うは表彰台。
それもなるべく高い位置。

チョウさんは完走してレースの雰囲気に入る事が求められます。

午後14:00
決勝レース1が始まる。

ところがここで、アクシデント。
グリットに着くマシンが10台程ピットレーンから出れなくて
時間切れ赤信号で止められた。
なんと田村選手もこの足止めグループの中に入ってしまった。

本人曰く、「何が起こったのか全く分からない」

コース上のグリットは1/3が着けず。
ガラガラのコース上。
そして出れなかったマシン約10台は
ピットレーンからのスタートを強いられた。

珍しい光景です。
なにやら波乱の予感がするレース1

スタートしました。
グリットに着いたマシンは次々と1コーナーに入ってくる。
ピットスタートのマシンは全てのマシンが
出切った後にようやくコースイン。

完全に出遅れてしまった田村選手、
それでもマシンのポテンシャルを活かして
一台でも前に、上位を狙い走ります。

トップはベンジャミン。
ピッタリ後ろには同じKAWASAKIのダン選手、
少し遅れてチャンピオン。
この三台が抜けている。

かなり遅れて田村選手が続く。
と思ったら2周回目に1コーナーで多重転倒。

田村選手、チョウさんには影響なし。

レッドフラッグ(赤旗)
レースは中断。
一旦、全てのマシンがピットイン。

コース上に残されたマシンの撤去。
オイル処理をして再スタート。
待つこと10分。

再スタートしました。
今度はダン選手のスピードが上がらない。
トップはベンジャミン選手で二番手にチャンピオンが上がった。
田村選手はクラス5・6番手を追走。

何とか一つでも順位を上げて欲しいと思った矢先。
田村選手のマシンが急にスローダウン。
何かトラブルか!?

無念にも6周目にブレーキトラブルの為にピットイン。
そのままリタイアとなってしまいました。

状況を確認した所、フロントブレーキが全く効かなく
なってしまい、挙句にヘアピンで止まり切れずオーバーランして
転倒は免れたもののレースに成らなかった様子。

ここまで順調だっただけに、グリットに着けない、
ブレーキトラブル、と流れが悪くなった。

レースは8周回目、またもレッドフラッグ
どこかでまた多重転倒が発生したらしく、
全台ピットイン。そのままレース終了となってしまった。

決勝レース1の結果
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1位、ベンジャミン
2位、チャンピオン
3位、ダン



田村選手、マシントラブルにてリタイア
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終わってみれば結局上位3人が表彰台に上がった。
チョウさんは無事に完走。

タイムは出なかったが初日のレースを走りきって
ほっと一安心。明日はさらにタイムを詰めてといった感じ。

一方の田村選手のマシン。
ブレーキトラブルを解消すべくDFR室井さんが
レース終了後から復旧作業に取り掛かった。

マシンの修復は暗くなるまで続き
なんとか明日の決勝を走らせる状態まで回復し
田村さんも安堵の様子だった。

終わってしまった事は仕方ない。
田村選手、明日は後方グリットから開き直って
何台ジャンプアップできるか!?に掛かってきた。
表彰台は厳しくなったが
悔いの無いレースにして欲しい。

チョウさんは今日よりも明日と確実にタイムを詰めているので、
明日は更に時計を出して完走して欲しいと思います。



2014.9.23.
ZIC Superbike Championship 練習走行日(Practice)
9/19(金)
2014パンデルタ(Pan Delta) 最終戦(Autumn Race)

パンデルタ最終戦は田村選手・チョウ選手参戦!!!

タイムスケジュール
9:00ブリーフィング【briefing】
9:45^12:15 フリー走行1(Practice)
14:45^15:15 フリー走行2(Practice)

天候は晴れ
気温は35℃

今回の珠海は熱い。
例年だと9月にもなれば昼間は少し暑くても朝晩は涼しい。

しかし今年は熱い。
台風が抜けたあとだから珍しく快晴。
そんな中で始まったパンデルタ最終戦

今回は6月に続き田村選手。
そして韓国からチョウさんも参戦。
チョウさんは本日、初めてコースを走り 明日の予選、レースい挑む。
まさにぶっつけ本番。

一方の田村選手は日本からマシンを組んできて気合の珠海入り。

水曜の走行で転倒があったみたいだが、
そこは気合でカバー!
午前中の走行はしっかり走りきって41秒台。
午後の走行はさらに修正し40秒台
class1は混戦模様。

チョウさんはコースを覚える事で精いっぱい
JP木村からコースに関して、全ての事に関してアドバイスを受け
午後の走行でなんとか明日に繋がる感触をつかんだ様子。

鈴鹿の朋友ダン選手。
まだ鈴鹿の転倒で痛めた身体が完治しておらず
痛そうにしていたがマシンに乗ればお構いなし。
こちらも気合の走り。
シーザオ選手との年間チャンピオンを狙った戦いが待っています。

練習走行の結果
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プラクティス【practice1】class1
1位、ベンジャミン選手 1分36秒889
2位、シーザオ選手   1分37秒988
3位、ダン選手 1分38秒362
4位、田村選手 1分40秒394


チョウさんはclass3にて59秒台
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総エントリー台数は37台。
我々が2011年に参戦した当時はせいぜい25台程度だったが
年々参加ライダーが増え、特に地元中国人ライダーが増えた。
二輪業界も中国経済と共に発展している感じを肌で感じます。

今週は全般的に天気は良く、雨のセットの用意の心配は無さそう。
久しぶりのアランさんも元気そうで良かった。

今回のピット総数は6台
アランピットは満杯でした!

朝は車検があり、その後にライダーのフリーフィング。
午前午後と走行が一回ずつ。
レースウィークに入ってしまうと、どうしても走行時間が限られてしまいます。 特に昨日に中国入りしたチョウさんは初めてのコース
初めてのマシン、初めての中国という事で
環境に慣れる前に全てが進行して行く感じで大変だと思います。

本日はコースを走ってみた程度で明日の
予選、決勝1と土曜日を有効に使って
日曜日に結果を出して欲しい!!!

前回に引き続き田村選手には是非とも
粘りのレースで表彰台を狙って欲しいです!

今夜はスポンサー方々も集まって恒例の決起会。
さぁー明日からも予選→決勝
楽しんで行きましょう!!!


2014.7.31.
鈴鹿8時間耐久レース 完走!
「83 TAKEUP&TEAMJP」として
2014年の鈴鹿8時間耐久レースが始まった。

珠海パンデルタでお馴染みのダン選手は室井さん率いる
「98 PATLABOR TEAMJP DOGFIGHTRACING YAMAHA」
に参加して藤田選手、ダン選手、及川選手と共に走る。

7/23?7/27までの5日間
23日:ピット設営
24日:フリー走行
25日:予選
26日:前夜祭&ピットトレーニング
27日:レース本番

濃密な5日間でした。
今回はTAKEUPの田村選手、長野選手と共にJP木村がコラボレーション。
コンセプトは完走を目標に!
楽しく笑顔を絶やさないレースウィークにしよう!
ピット内は常に笑いの絶えない楽しい場所でした。

◆フリー走行から予選
JP木村も愛しているR1000。
マシンの状態は上々でトラブルといったトラブルも無く、
ライダー達も第一ライダーの田村選手を筆頭に
マシンを無事にピットへ返す事を考え、
そしてタイムは各ライダーが攻められる限界を考えながら
本番までマシンを大切に扱っていたように思えます。

その結果、レース本番まで誰一人転倒する事も無く
マシンを調整する事が出来た。

プライベートチームとしてメカニックに人数も限られ
クルーもレースクィーンも一丸となってやれることは
全て自分達でやり切る。
この気持ちが伝わってきたピットでした。

予選結果は36位
予選リザルト

いい結果でした。
JP木村にスポットを当てると、まだ足の怪我が癒えていない
杖を付いて歩く状態。とてもリッターバイクを操れる状態では無かった。
しかし、田村選手や長野選手が
「タイムは気にせず一緒に走りましょう!
年に一度のお祭りを楽しみましょう!」
と声を掛けてくれ、JP木村も気持ちが楽になったと。

しかし万全であれば20秒前後で周回出来る
ベストは17・18秒も狙える力が有りながら
今は足に力が入らない。

29秒台で10周を走るのが限界と思われた。
JP木村自身も自分の今の状態でどの程度の走りが出来るか一番分かっていた。
だから予選のカットタイムが28秒前後と聞いた時は一瞬不安がよぎったとの事。
このカットタイムをオーバーすると本選で走る事が出来ない。
あまり遅すぎるライダーが参加すると危険が増える為の最低ライン。

JP木村は焦っていた。
自分は28秒を切る事が出来るのか?
今の自分ではギリギリなんとか。。。

そして第三ライダーの予選が始まった。
体力的にも周回数は5周が限界。
その中で2周目にタイムアタック
29秒

ダメだ。遅い。
最低でも27秒フラットが安全タイム。
2秒も遅い。
JP木村もピットも焦る。
そこで転倒が発生しセーフティーカーが入る。
当然無駄な周回が増えて炎天下の中更に体力を奪われる。

そして予選再開。
JP木村は一発の走りにかけるしかなかった。
S字やスプーン、シケインなど細かいコーナーで
踏ん張りが効かない足に何とか気合を注入し
精神力だけでタイムを出した。
2’27.008

第三ライダーの予選リザルトを見て欲しい
一番下にJP木村が滑り込んで本選の切符を手に入れた
少しだけドラマがあった。

第三ライダー予選リザルト

3人で走れる。
なんとか体制が整いピットにも安堵の空気が流れ
そしてレース本番を迎える。

◆レース当日
昨日までの炎天下。
晴天続きが少し曇る。
朝から風が吹いて太陽が見え隠れする天気。
ライダーにすればこの曇りが走り易い。

しかし天気予報では昼ごろにスコールが来るとの予報。
と言う事は一波乱ありそうなレースになる。

朝のフリー走行。
田村選手、長野選手、JP木村と短い時間ながら走行を終えた。
あとはレーススタートを待つだけ。

曇り空の中グリットに並び記念撮影。
もうこの時はいつ雨が降ってもいい
どんよりとした天気に変わっていた。

ライダーだけがコースに残り一周走って
スタートすると思われたその瞬間。
突然のスコール。

激しい雨が降り出した。
オフィシャルがこの雨の中のスタートは危険と判断しスタートを遅らせる。
11:30のスタートが11:45へ変更となった。
この間に各ピットはレインタイヤに変更する 慌ただしくタイヤ交換が始まった。


雨が止まない更に激しく雨が降る
再度スタート時間を延期。

12:00に変更。

雨雲が抜けない。
激しい滝のような雨が降り続いた
そして12:35に再再度スタート時間が延期となった。

この判断は正しかった。
恐らくピンスポットな天気予報を調べたのでしょう。

12:35に小雨になりスタート出来る状態になった。
この時点で8時間耐久から6時間55分の耐久レースとなった。
55分レース時間が短縮された。

レーススタート!
各チーム順調にレースが始まった。
田村選手も無難にスタートを決め、
18秒前後のタイムで周回を重ねる。

あくまで体力と足の具合次第だが、今回のレースで
JP木村は2回の走行を予定している。

12周×2
45分間を二回走行する計算だ。

万全であれば全く問題無い周回数&時間だが
今は手負いの状態。
そして蒸し暑さがコース内に充満している。
体力的にはとても厳しい走行だった。

JP木村、一度目の走行の出番が回ってきた。
小雨がようやく上がってスリックタイヤに交換し
田村選手からバトンを受けコースイン。

コース内は乾いた部分と濡れている部分が半々。
速いライダーのラインはほぼ乾いている。
しかしJP木村の走行ラインは速いライダーの邪魔に
ならないような走行ラインを取っている
必然的に半渇きのコースを走る。

滑るタイヤを何とか操る。
神経をすり減らす走行をなんとか走り切った。
JP木村無事にピットイン。

自分の中では思った以上に気力・体力が奪われていた。
もう一度走れるか?自問自答。
ピットでは
「2時間程度の休憩を入れて、
木村さんもう一度行きましょう!」

走って下さい。と言われて無理とは言えない。

「分かった、走ります」

夕方16時過ぎに2度目の走行。

その間、田村選手と長野選手が周回を重ねる。
ギアの調子が悪いとの情報がピットに入ったが
今から修復する時間は無い。

騙し騙しマシンをゴール時間まで走らせる作戦に切替わっていた。
JP木村も承知している。
とにかく耐久はゴールさせないとリタイヤは許されない。

JP木村二度目の走行。
もう夕刻の風が穏やかになった頃。
もう一度、気持ちを奮い立たせてバイクにまたがった。

「体力は持つのか?」
本人にしか分からない葛藤があったはず。

7周走った所で転倒車両が発生。
セーフティーカーが入った。
このセーフティーカーはJP木村にとって恵みの時間となった。

ギリギリの走行を強いられた中でセーフティーカーが入った事で
周回を重ねるだけの走行に変わったからだ。
4周のセーフティーカー走行を終えてレース再開。
と共にピットインのサインが出てJP木村はピットに帰って来た。

もうその時はバイクから降りて自力では歩けない。
仲間に担がれて支えられてなんとかピットに帰って来た。
本当に限界だった。

JP木村「危なかった。セーフティーカーのお蔭で助かった
あれで周回を重ねるだけで良くなって何とか帰って来れたよ」

そして時刻は19:30を迎える。
TAKEUP&TEAMJPの最終ライダーは当然、田村選手
チェッカーライダーとして最後のピット作業が終わった時は自然と拍手が起こった。
クルー達の仕事が終わった瞬間だった。

長いようで短かった5日間のミッションが終わった。
あとは無事にチェッカーを受けるライダーを待つのみ。
そしてフィナーレ。

田村選手がゴール!
クルーもライダーもレースクィーンも
張りつめていた緊張感から解き放たれた。
自然と涙がこぼれる。

やり遂げたんだ。
チームとして支え合ったレースが終わった。
笑顔を絶やさずと言ってもキツイ事もあった。
そのすべてが報われた瞬間。
8耐のゴールには何とも言えない。
言いようのない感情が沸き起こる。

決勝のレース結果
47位:TAKEUP&TEAMJP

室井さん率いる「98 PATLABOR TEAMJP DOGFIGHTRACING YAMAHA」は
ダン選手がレース前の転倒で負傷し本番のレース走行が叶わなかった。
来年へのリベンジとなった。
藤田選手と及川選手の2人で走り切り、
マシントラブルで一時は62位の最下位まで落ちた。
そこから驚異的な追い上げで昨年と同じ17位でフィニッシュする事が出来た。
レース詳細はDOGFIGHTRACINGのホームページでご覧下さい。

TAKEUP&TEAMJPの今回のコンセプト。
楽しく走る。
ライダー、レースクィーン、クルー、関係者
関わった全ての人達が楽しんだ最高のレースでした。

応援して頂いたスポンサーの方々に感謝します。
ありがとうございました。